Blog 四代目のつぶやきブログ

「 ドリカム 」

すっかり納税の春ですね。

世間では色々と言われておりますがあっぷるハウス宮下も少ない額ですがちゃんと納税通知届きました。

毎回気持ちが暗ーくなりますが納める事ができるだけ、ちゃんと事業として成り立っているんだと言い聞かせて納税しております。

けして どこかのお偉いさんのように

「ばかやろう」

とは言わず粛々と納めさせていただきますよ。たぶん・・・・・。

 

最近ブログもインスタも更新がなく

生きてますかあ?

元気ですかあ?

農家やってますかあ?

という質問をいただく事がふえてきて見ていてくれることにビックリ!!

そう思うと特別なことを書かなくてはとプレッシャーで更新できず気づけば冬が終っていました。

でもちゃんと作業はしてましたよ。

毎年の決まった剪定にくわえて

今年も新しい畑ができました。

そこに苗木の移植をして

それとは別に来年用の苗木を1100本!! 植えて

去年植えた2000本の苗木にネギ袋かぶせてと

もうここまでくると野菜農家みたいになってきて

今までとは全く異なる栽培方法にチャレンジしています。

来年ももう1畑ふえる計画で今年もそれに向けての作業をしてました。

何故?こんなに畑を増やすのか?

よく不思議がられます。

それは 畑の規模を小さくするために今広げているんです。

ん?

よくわからない?

ですよね。

あくまでも僕の感覚ですが、今表面化してきている問題点の解決方法がこの栽培方法にあると思っています。

まだまだ収穫には時間がかかりますが

この子がランドセル背負える頃には何かしらの答えが出ているかと思います。

自分なりの未来予想図を描きながら今年も今シーズンの仕事はしっかりして

未来に向けての作業も同時進行しながら格好いい

イケオジ 目指して頑張ります!!

 

そんな甘いこと言って穴が青い小僧め!!

と言わず

温かい目で見守っていただければと思います。

 

お知らせ

久々の新商品でました。

詳しくはお知らせ覧みてくださーい。

「おっぱっぴ」

新年早々、さっそく不穏な気配が。

りんごはサンふじにはサンふじの花粉では受精しなくて、簡単にいうと違う種類のりんごの花粉でしか受精できないんです。

なので蜂さんにお願いしたり、人間が手や機械を使って花粉をつけるのですが

なんと今年はその花粉がない事態に。

それでその花粉を確保するためにどうすればいいのかの講習会にこの人!!

昨年までは蜂サンにおねがいしたり、それでも不安なので花粉を購入して撒いていたのですが

花粉もない蜂業者も数が足りないでどうなるのかすごく心配。

結果 出来る事を教えてもらいながらやろうということで春は一段と忙しくなりそうです。

毎年何か何か新しいことをやれているので前向きに頑張ろうと思います。

 

新しいことと言えば

西山に新しい畑できました。

まだ植えていないので収穫できるのは4年後くらいになりそうですが

それでも先を見てちょっとずつ。

 

最近の世の中の働き方改革ではないですが少しでも効率をよくしないと

農家もどんどん減少していく未来しかありません。

未来のあっぷるハウス宮下の為に今はがんばって種まき中。

どんな花が咲いてくれるのか楽しみなような不安なような。

 

無駄を省き効率をあげることに集中してきたこの数年。

そんなの関係ねぇとばかしにふりまわしてくれるのが

親になると言うことはけして効率よくなれるものではないと日々実感の毎日です。

効率は悪いけどそれでも1つ1つできるようになってその課程、体験、喜びをどれだけ共有するか。

子供の成長とともに親としても成長させてもらうものなんだと。

地道ですが近道もないし、戻ることもできない。

毎日を丁寧に。

そう思うと近年の高効率化はいい面ばかりではなくて

無駄、ムラ、非高率の中に日本人としての良さもあって、独特の間もあって、人に対して寛容なところもあった気がします。

今は何をやるにも理由が必要で、間違ったことをすれば叩かれ、他人よりも自分優先。

SNSでは私見て見てとばかりにキラキラした写真ばかり。

もう一度 無駄、非高率、遠回りしてみませんか?

幼い我が子にこんなことまで教えられながら そんなの関係ねぇと屁をこかれ苦笑い。

45歳初めての新米パパ、色々と勉強させてもらってます。

 

 

 

「 ヤジロベー 」

2月12日、類農園直売所彩都店様に来ていただいた皆様 ほんとうにありがとうございました。

寒い中並んでいただいたのに売り切れてしまって悲しい思いをさせてしまったお客様ほんとうにゴメンナサイ。

時期はずれということもあるのですがそれでも残っているりんごを全部荷造りして持って行ったのですがこちらの

力不足です。

開店から1時間で全てのりんごが売り切れてしまってあとは謝るばかり。

ほんとうは売り切れれば嬉しいはずなのに昨日は来ていただいた方に悲しい思いをさせてしまったことに苦しくなりました。

こんなことなら来ない方がよかったかな?とか帰りの車の中でずっと悶々と考えてました。

それでも次回また買ってやるよって思っていただけてるなら次回からはもっとたくさん覚悟を決めて持ってきます!

もう一度リベンジさせてください!

そう思わないと冬の剪定頑張れないです。

 

落ち込んで帰ると待っていてくれました。

こんな駄目親父でも帰ってきてくれて嬉しいって言っているようないないような・・・。

 

農家は楽しい?って聞かれれば苦しいことの方が多いし、転職してよかった?と聞かれればよかったとは言えないし

最初の頃はいつやめようばかり考えていました。

ほんとうはもっと自転車に乗りたいし、もっと山に登りたいし、もっと旅行に行きたいし、もっと同僚と仕事帰りに一杯したかったし

やりたいこと やってみたいことは沢山あるけど

でも農家になってこんなに皆さんに選んでいただけたり、美味しかったよって言葉もらえたり、食べたら涙が出たってメールもらえたり、すごくテンパっているときに

友人の顔見つけて応援してもらったり、大好きな人にジュースのラベル書いてもらったり、家を出発するときに行ってらっしゃいって見送ってもらったり

販売会行く度に会話できる人が増えたり、販売会帰るときに握手してもらったり、子供ができたと報告したときに泣いてくれたり、サプライズでプレゼントもらったり

いい歳なのにうれし泣きしちゃったり、警備員のおじさんにいつも応援してもらったり、もっともっとたくさんの感動を農家になってからいただけて

考えてみれば自分のやった仕事で泣けるぐらい感動させてもらえるってみんながみんな経験出来ることじゃないなと。

だから最近はいつやめようじゃなくていつまでやろうかなって考えてます。

 

毎日、毎日丁寧に。

毎日、毎日+1。

やりたいことではなくやれることを頑張る。

力まず慌てず1歩ずつ。

不器用な小さな農園ですが今後ともよろしくお願いします。

 

 

「 だよねー 」

早いものでもう2月。

遅くなりましたが昨年は大変御世話になりました。

本年もよろしくお願いします。

とにかく忙しさに振り回されていた年末が終りその反動のせいか放心状態が続いておりましたが

作業はちゃんとしておりますよ。

たくさんの人が来てくれてた時期とは違い、年が明ければ車も人も全く通らない山の奥で

毎朝火起こしからスタートです。

たき火にあたりながら

りんごの木を1本1本観察して黙々と枝を切る作業。

おいしいりんごを作る。昨年の答え合わせをしながら黙々と

これも焼いたらいいんじゃないか?あれ!いがいといける。

りんごの木を観察しながらモグモグと。

気持ちと行動が一致しませんがゆる~くスタートしております。

 

それにしても今年は雪が少なく暖かい。

近年気候変動の話が色々なところで聞きますが、農業をしていると肌で感じることができます。

ここ西山も標高が800mあるおかげでなんとかりんごの栽培ができますがそれもあと何年できるか

モグモグタイムに話しています。

1月1日に起きた震災。それに伴う2次災害。

今年はとても悲しい出来事からのスタートとなってしまいました。

前回のブログにも書きましたが 最近感受性が強くなってしまったため

報道される内容にただただ涙が流れてしまいます。

当たり前がある幸せ。

1日1日を丁寧に。

それが今年の目標です。

やりたいこととやれることを区別して今年、今日やれることを丁寧にやっていきます。

毎日、毎日+1

+2、+3ではなく+1コツコツ積み上げる。

45歳にしてようやくスタートラインにたてました。

今年はどんなりんごができるのか?

楽しみながら、苦しもうと思います。

 

それと 販売会行います。

お知らせえおみてもらえると嬉しいです。

今年もよろしくお願いします。

「プルートゥ」

 

 

少しずつブログ再開です。

夜中に書いたラブレターのような情緒不安定なブログですがお楽しみください。

早いもので2023年も今日で終り。

皆様にとってどんな1年でしたか?

あっぷるハウス宮下にとっては12/24日の類農園さんの販売会をもちまして仕事を納めることができました。

つがるの収穫が8月の下旬、そこから約4ヶ月休むこともできずひたすらりんごと向き合う時間が続き

「来年はいっぱいりんごの木を切って楽にしてやるぅ~!!」

と思っていたのに

「もう少し丁寧に剪定してもう1年収穫してみようかな」

とか

「今年はここが駄目だったからもう少しこうしてみよう」

など もう来年に向けて畑でブツブツ言っています。

 

個人的に大きな環境の変化もあり、たくさんのお客様の励まし、応援に支えられた1年でした。

12月のりんごの配達時に 息子にってお土産を用意してくれたり

大きくなった?可愛いでしょ?おめでとう。

て声をかけてくれたり

息子の誕生を報告すると涙をながしてくれたり

 

胸の奥がじ~んと熱くなることばっかりで ほんと感謝。ありがとうございました。

贈り物では毎年りんごの箱の中にお手紙をいれさせていただくのですが

たくさんの反響をいただけて背中をおしてもらうことができました。

毎年手紙をいれるべきか、いれないべきか悩むのですが

「りんご美味しかったし、手紙も感動した。」

「毎年この手紙を楽しみにしている。」

そんなお声をいただけて。

12月は疲れがたまるピークなんですが心を温めてくれることが多くて。

 

毎年異常気象にふりまわされりんご栽培も綱渡り状態です。

今年も最後まで渡りきることができたのは皆様の応援のおかげです。

今まで心というものを理解できてなかった自分も少しずつ

 

コノムネノアツイモノハナンデスカ?

と感じることが多くなり

 

この歳にして人としてようやく成長している気がします。

息子が生まれてすぐに繁忙期になりなかなか一緒に時を過ごすことができなかったので

これから人の気配が全くなくなった西山で寄り添いながら2024年をスタートしようと思っています。

りんご農園として沢山の方の人生に関わらせていただいて

悲しい別れがあった方、嬉しい出会いがあった方、深い悲しみから進み出した方、まだまだ悲しみから立ち直れない方

1人1人にずっと寄り添うことはできませんが

これからもその年、その年の精一杯のりんごを届けれるようにまた来年も頑張ります。

 

2024年も皆様にとっていい1年になりますように。

1日、1日を丁寧に。大切な人とすごしてくださいね。

今年もありがとうございました。