松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2023年4月18日「お池の周りに」
3月の暖かさに比べて朝晩の冷え込みが激しい4月。
人が着る物にこまる状況なのにりんごからしたらもっと困っている状況。
昨年は一気にりんごの花が満開になりましたが
今年は恐る恐る咲いている感じ。
特にここ西山は他より標高が高いためまだまだ花が咲きません。
そんな状況でも気温が高くなるとモゾモゾと動く気配が
今年からミツバチをお借りしました。
気温が低いと全く顔を出してくれませんが
気温が上がると
さぁ、いくよ~。と声かけしているかのように一斉にでてきます。
生まれて初めてじっと見たかも・・・。
すっっっっっごくかわいい。
自分達だけではなくこのミツバチ君達も一緒にりんごを作ってくれてるんだぁと思うとすごく愛着がわいちゃいます。
作業していて見かけると
つい ありがとうね って言っちゃうし
お義父さんには人にもそれくらい愛情むければいいのにと毒を吐かれます。
花が咲くと綺麗だねーなんて言ってられません。
そんなことを言って自然の中で四季を感じながらゆっくりスローライフを夢見て農家になったのに
後悔その一
花をみて綺麗だね~なんてとても言ってられない。
その理由は 花が受粉して実になるときに木は沢山の大力(栄養)を使います。
だから実にしたくない花は今のうちに摘んでおくんです。
そうすることで木も体力を温存することができるんです。
作業台の上でちょっと摘花作業するとあっという間に
こんなに。
どれくらいやるかって。咲いた花全部。
だから花が咲いたら綺麗なんてとても言えないってわかってくれました?
でもね1日のうちの数分でも綺麗だなって思える心の余裕、視野の広さをもって生きたいなって思ってます。
心の広い視野の広い人が身近にいるからね。
文雄さん、ハッピーバースデー。
71歳でもこんな素敵な笑顔になれて素敵な笑顔に囲まれる生き方が格好いい。
だから僕も
もう少し人に愛情向けれるようにがんばります。