Blog 四代目のつぶやきブログ

「 景色 」

すぐ人のせいにする安川です!!

子供が生まれてから何かの前でじっとする時間がなく、明日にしよう、明日にしようと呪文のように繰り返していたら

ブログの更新がまったくできていない最近。

りんご狩りが無くなってから人とのつながりががっつり減ってしまってどうせもう忘れられてるんだろうなと自暴自棄にもなっている最近。

この文だけ見るとかなり人としてヤバいひとになってますなぁ。

それでも作業のほうはなんか光明が見えたスタートになりました。

前回ブログにも書いた 花付け の作業。

僕がりんご農家になって1番やりたくなかった作業。

それを今年 休み返上して見渡す限りの花びら一つ一つに手で花粉を付けした作業の結果が

付けたばかりのころは効果がわからずへこんでましたが日が進むにつれて効果がはっきりと出てきました。

農家の仕事で手をかけたものが目に見える効果として出ることはあまりないので就農して初めて やった という達成感が得られました。

じゃあ今までなんでやらなかったの?と思われるかもしれませんが

世界のりんご栽培で花付けをする国は日本だけでミツバチがいれば受精すると説明を受けてきました。

まわりでも人の手で花付けをするりんご農家さんは少なく、散布機でする農家さんとミツバチを入れる農家さんがほとんどで。

お義父さんも 昔やったことがあるけどそんなに効果は感じられなかった と言っていたし。

それでも就農してから春先の受精に悩まされ下伊那中のりんご畑を見て回り気になる木があれば飛び込んで園主の方に話を聞かせてもらう中で

(飛び込みはサラリーマン時代の飛び込み営業の経験で何の苦にもならないところが経験値ですね。)

最近の気候とここ西山の気候にはミツバチだけでは厳しいんじゃないかと、手間をかけてミツバチは補助的に考えてみようと今年花粉作りからのスタートとなりました。

全てが初めてのことで一人ぶつぶつ言いながらの期間でしたが

やってよかった。

お義父さんも 今までこんな受精のいいことは初めてだと嬉しそう。

ただ受精がいいだけでおいしいりんごができるかはこれからの問題ですので安心はできませんが。

未来に向けて作業内容が確立できたことは大きい出来事でした。 ただ大幅に春休みは減りますが・・・・。

今年の初めてはそれだけではなく 出たんです。

イノシシ。

もうすごいパワーでありとあらゆるものを掘り返されて。追い打ちで鹿も出て新芽を全部たべられて、サルの大群も押し寄せて

もう西山サファリパークになっています。

そんなわけで今年もお世話になりました。

電気柵張りました。

こんな調子では電気柵だらけになってしまう。

でも張ったおかげで猿が悲鳴を上げて逃げていき、鹿もイノシシも侵入の挑戦のあとは見れますがまだ侵入はされずに済んでいます。

明るい未来と不安の未来がありますが初めていい受精が見れた畑はいい景色で足取り軽く畑に迎えています。

そろそろDMの準備もしなきゃで鞭を打ちながら頑張ります。

「 反省 」

毎年、毎年年末には今年の反省を生かして翌年改善することをきめるのですが

今シーズンは初めて行う作業を2つ。

1つは高密植栽培のりんごの樹の枝を出すために目傷と言って枝のないところの芽の上にナイフで一つ一つ傷をつける作業です。だいたい1本の樹に10から20か所ぐらい

傷を入れるのですが作業が終わるころには握力が無くなるくらいきつい作業です。

傷を入れるりんごの樹はざっと2000本・・・・。

でも地味な作業をしたおかげで写真のように葉が出てきてくれました。

これが将来の枝になってくれます。

2つ目は 花付けといって蜂の代わりに花の中心の花に花粉を付ける気の遠くなる作業です。

しかも花粉も作らなければいけなくて

まず花粉のもとになる花を摘むところから

これは 王林 の花ですが

その前になぜこの作業をするかというと

りんごというのは一部例外はありますが多品種の花粉じゃないと受精しない果物です。

なので畑に1種類の品種を植えても花は咲いても実にならない状況になってしまいます。

そうならないように多品種を植えて 蜂に受精のお手伝いをしてもらっているのですが

最近の気候変動で花の咲くタイミングやミツバチの減少などで受精がうまくいかない年が続いています。

それを補うために人の手で花付けを行うんです。

王林の花をひたすら摘んで

この摘んだ花を

葯と言って花粉になるものだけにするためにやくおとしをします。

この機械に花びらを入れると

花びらが取り除かれて葯だけになります。まだ不純物があるのでふるいにかけると

葯だけになります。

これをトレーに薄く広げて開葯器にいれて

花粉を発芽させます。

これを精製器かけて花粉を取り出します。

少しずつ入れて丁寧に人力でぐるぐるぐるぐる。

すると

これが純花粉になります。

王林の樹3本からとれた花粉は

たった40g

左が花粉を取り終わったカスで右が純花粉。

作業量に対しての得れるものが少ない。

でも今 花粉はすごく貴重なものなんです。

販売されているものがなく自分で作るしかないし花粉を作る機械も高額なものばかりなんです。

なので古い機械を大切に使います。

この採れた花粉に石松子をまぜて梵天で花粉付けをしていきます。

これはこれで無間地獄のように花びらがあります。

しかも時間のないので日々早出、残業。

働いて働いて働いて今年のりんごつくり過去いちばん手をかけるつもりで頑張っています。

まだまだ書きたいのですが今度をあおばを寝かしつけなければいけないので

続き近いうちに。

「 いやいや機 」

人の気配が全くない西山ですが姿なき訪問者はいるようです・・・・。

え。 大きい。 しかも爪鋭そうだし。 何でしょう?

足跡がはっきり付くくらい雪が多くて先日は一晩でこのありさま。

何年かずっとほしかった秘密兵器も装備して出動!!

まさか除雪機を個人で買う生活をするとは思ってもいませんでした。

どんな天気でもぐりの散歩は必須で

目の見えないぐりにはもはや虐待ではないかと。

人気のない山奥でそれなりに生活しております。

今週末2月15日は 大阪茨木市の類農園彩都店様 での販売会。

しばらく人と話してなかったので今からドキドキしております。

販売用のりんごを準備していてびっくり

めっちゃ美人!!

この時期のりんごにしては素晴らしい質で思わずかぶりつきたくなる衝動が。

それぐらいおいしそうなりんご、喜んでくれたら嬉しいです。

静かな西山ですが家の中では小さな怪獣がいやいや期全盛期。

アマゾンで耳栓注文しました。

早く届きますように。

「 天 秤 」

あけましておめでとうございます。

やっと ブログをあげることができました。

昨年は大変お世話になりました。

りんご狩り中止などたくさんの方にご迷惑と不愉快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。

ただそんな状況でもたくさんの方から温かいメッセージやハガキ、お手紙等いただき支えていただいて

2025年シーズンも終えることができました。

正確に言いますと2月に最後の販売会を予定してますが一応締めということで。

あとあと自分の振り返りという意味でも記録として書きますが

昨年は畑的にもプライベートでも大変苦しい1年でした。

自分の ”やりたいこと” と ”やらなければいけないこと” の間でたえず悩んでいました。

自分の環境とSNSを通じて入ってくる世間とのギャップ。

特に9月以降はひたすら毎日悩んでばかりで作業以外何かをやろうという気すらおきない日々でした。

そんな日々のさなかでの サンふじ の不作。

りんご狩りの中止。

さすがに心 ぽっきり折れました。

折れたというより心が無くなった感じでしたね。

なんで農家やってんだろう? とか なんでこんな目にあうんだろう? とか なんで? なんで? ばかり

年が明けて数日たちますが いまだにその悩みは継続中で

きっと解決することはないんだろうなと諦めております。

毎年 綱渡りのような状況ですがバランスをうまくとりながらゆっくり丁寧に歩んでいこうかと思います。

今年は1月4日からスタートダッシュで選定作業開始です。

鳥の鳴き声しかしない静かな環境で

1人と一匹が楽しそう。

小さな応援団に助けてもらいながら

2026年シーズンスタートです。

昨年末 自家用の配達や、納屋に来ていただいたお客様。

販売会にきていただいたお客様。

そしてお手紙、ハガキ、郵便、電話をいただいたお客様

皆さんに支えられて 今年をスタートすることができました。

ありがとうございます。

そしてあっぷるハウス宮下のりんごを手にしていただいたお客様。

皆様のおかげで 農家として存在することができています。

今シーズンもよろしくお願いします。

「 短い短い夏休み 」

4月中旬からのほぼ休みなしの作業が一区切りつきました。

ここから約10日 お盆まで短い夏休みに入ります。

ただやることがないわけではなく、消毒からメインのダイレクトメールの発送、受付 猿との対決・・・・。

いつ休めるんだろう 考えると暗くなるので前向きに。

我が家の猿の楽園と化した 圃場。

一生懸命作業して今年はと期待をしていた矢先の被害で精神的にまいってしまいました。

落ち込んでても前に進めないので将来の勉強代だと思って今できることを

初めて導入する 電気柵。

昨年の町の講習会でいつか役に立つかなぁと参加したのが今年役に立ちました。

暑い中 義父と業者の飯川さんと3人で。とても立派な電柵ができました。

今まで自分になかった知識。被害はあったけれど将来のためにいい勉強になりました。

今では猿の被害も見られず精神的にもかなり楽になりました。

失われたりんごも多かったけど残ったりんごたちを守ることができてりんごも喜んでくれるはず。

我が家の 奇跡のりんご です。

それが終わったら 高密植栽培の枝引き

これも今年というより将来のための作業。

暑い中日陰もなく 今思えばよくやれたなと自分をほめてあげたい。

将来この畑にリンゴがたくさんなったらきっと男泣きすると思います。

それが終わったら

2025年度 ダイレクトメールの発送作業です。

この発送が終わると

農作業だけではなく販売の仕事も始まります。

ここから農家は総合総社のような業態になって肉体的にも精神的にも厳しい期間に入ります。

それを乗り切るためにお盆までしっかり休もうと思います。

リラックスして充電しようかなぁと思った矢先

新たに猿の被害が・・・。

さて見なかったことにして家で休もうと帰ると・・・・。

「おっ!休みか? あそぼーぜ」と言わんばかりにわんぱくが。

俺 今年後半乗り切れるか?

少し不安な 園主です。