Blog 四代目のつぶやきブログ

「とてもとても個人的なチョット長い話し」

個人的に思う話で、畑とは関係ないので聞き流す・・見過ごして下さい。

8月上旬、久しぶりにそしてあおばを連れて初めての京都へ。

暑さが気になりましたがどうしても訪れたい場所、会いたい人に会いに行きました。

毎年京都に通うようになって13年ほど。

願い事を叶えにきてくれるわらじを履いたお地蔵様に会いに行き、ついでに観光をするプランでした。

少し長い階段を上った先にわらじを履いたお地蔵さんがいて

お寺に売られている黄色いお札を手に持ってお地蔵さんに向かって住所と名前を念じる。

そうするとお地蔵さんから願いを叶えに来てくれる。

とてもありがたいお寺です。

1年待っても来ないので 住所間違えたかな?と2年目お願い。

2年目も来ないので、一応電話番号まで念じたり。

行きの階段上るときは落ち込んで登り、帰りは少し気持ちが軽くなって下る。

こんな旅行が何年か続きました。

気づけば10年が過ぎ当初から変わらない願い事も諦めて前に進み出そうとした昨年。

お地蔵様が来てくれました。

そんなお地蔵様にやっとお礼を伝えることができて

何回この階段を上ったんだろう。何回励まし合ったんだろう?

過去の思い出がよみがえって2人して泣いてしまいました。

本来はお寺の中でありがたいお話を聞くのですがまだまだその空間に耐えられない怪獣がいるためそれは又の機会のお楽しみに。

京都に通い出したばかりの頃は道もわからず、知人なんて1人いなかったのに

今は待っていてくれる大切な方々もいて

具合が悪い中わざわざ会いに来てくれたり、生まれたばかりの赤ちゃんを見せてくれたり、おいしいお好み焼きを囲みながら

お互いの子育てを話したり、観光名所をまわるよりもとても楽しくて嬉しかった。

時間を作ってくれてありがとうございました。

おかげで心が温かくなりました。

京都に通っている間に夫婦間にできた面白いルールがありまして 移動はタクシーを使うことが多いのですが

運転手さんの人柄、接客態度が素敵だった場合 おつりを受け取らないというルールです。

今回は2回使用して2回とも受け取りませんでした。

名前は聞きませんでしたがまたご縁があることを祈って。

誤解のないようにあらかじめ1000円札で用意してありますからね。

そして以前ブログにも書きましたが夕食は あおい さんに伺うのが定番で

何年か前にあおいの女将さん(としいママ)に出会ってからはこちらの勝手な一目惚れで伺わせていただいてます。

京都には沢山のジャンル、美味しいお店があるのですが あおいを訪れる理由は

食事をしているときの雰囲気や空気感そして働いている方の人柄やお客さんの人柄そして女将さんの心使いがすごく心地いいんです。

そんな大勢の中のいちお客の僕たちにお祝いをいただいたのでそのお礼に伺い、息子を抱いてもらいました。

息子は食べられるって勘違いしたと思う。

恐ろしいくらいのギャン泣きでした。 ママごめんね。

最初は名前で呼んでもらうことがなかった京都に今は名前で呼んでくれる方がいる。

とてもとても幸せです。

泊まった宿の目の前にコンビニがあって早朝息子を抱いて買い物に行ったら

店員さんが全員外人さんで、地元でそんな光景見たことないので驚いたのですが

とても親切に一生懸命日本語で接客してくれて

何より笑顔が最高で少し世間話しまでしちゃいました。

何でこんな話しするかって?

心を温めてもらった素敵な京都旅行から帰ってきて家の近くのコンビニ。

入店してもレジで会計しても、店を出るときも 全く挨拶無し。

昔は「田舎はいいぞぉ 人が温かくて 都会は冷たいぞぉ」って言ってたのに。

都会では外人さんでも温かいのにそのお店は毎回こんな感じ。

最近はコンビニだけではなく 会計はセルフレジ、予約はネット、振込はATM、電話はガイダンス

来店は事前予約がないと対応不可、クレームや誹謗中傷が問題視され 匿名と言うなの暴力がはびこって

人どこいった?

心どこいった?

いつかAIに仕事とられるなんて聞きますがきつい言い方をしますがAI以下の人間がふえている気がします。

人は心がある。

感動することができるし、感動させることもできる。

思いやることもできる。

そして苦しむことも、悲しむことも。

AIには決してできないことが沢山あると思ってます。

ダイレクトメールを送ってから沢山の注文をいただいてます。

迷惑かと思いますが注文いただいたお客様にはこちらから電話をさせていただいてます。

決して安くないりんごを注文していただいたお礼を伝えたくて。

「わざわざありがと。楽しみにしているから頑張って」

沢山の方から言われます。

お礼を伝えたかったのに 元気もらってます。

これからの作業の励みになります。

ありがとうございます。

昨日例のコンビニへ。いつも何も挨拶しない若い男性店員の隣に年配の新人男性店員。

すごく丁寧な接客で、買い物をしていてすごく気持ちがよかったのでお店を出るときに

どうしてもこの気持ちを伝えたかったので、その方に「丁寧な気持ちのいい接客ですね。ありがとうございます。」と伝えたら

驚いた表情でそして笑顔で「ありがとうございます。励みになります。」って言われました。

若い男性店員何か感じてくれるかな?

今の情報が溢れた世の中、何が大切で何が大切じゃないか?

人として何を大切にするべきか?

人間に備わった5感で何を感じ取れるか?

AIと共存がはじまるこれからの時代こそ 人間味 大切にしたいですね。

人に感動を与えられる人になれるように

大きく育て。

「 もや モヤ 」

台風きますね。

今回のブログ、つぶやきではなく毒吐きブログですので怖がりの方はここで引き返して下さいね。

こんなに広い地球のなかのこんな小さな日本をめがけてしかも横切っていくいくなんて

よほど強いひきをもっているか もはやどこかの国の自然兵器ではないかと疑ってしまうほどです。

来るとわかっていても何もできないし、かといって手を抜いて作業放棄するわけにもいきません。

先日もつがるにネットかけ。

そうただ祈るのみ。

もしくは聞か猿、見猿。文句はいっぱい言い猿。

最近は我が家の天使時々小悪魔君の御世話が忙しくテレビを全く見れなくて情報のほとんどは畑で聞くラジオがメインです。

ダイレクトメールの反響が自分の想像以上で、もしかしてラジオで聞いた日経平均がバブルを超えたというのはこのことなのかと山奥で驚いていましたが

1つ問題が・・・。

そうもうこれ以上サンふじ以外のりんごの注文こたえられないかも・・・。

需要があるのに供給ができないんです。

そもそも義父が1人でやっていた農園。

義父がこだわれる範囲でやっていたため大きくないんです。

自分が就農した理由もそんな義父のこだわりのりんごを1人でも多くの人に知ってもらいたい。手に取ってもらいたい という理由からでした。

おかげさまで今では沢山の方に応援していただけるようになりましたが 応援していただく皆さんの思いにこたえられない状況にモヤモヤ。

注文は受けれないですけど試食にどうぞってだしたらおいしいから注文したいと言われ

すいません。受けれないんですと言ったら不機嫌な顔をされ モヤモヤ。

さぁ、これから収穫だ!って気合いいれたら台風で モヤモヤ。

よかれと思ってしてあげたのに疑われてモヤモヤ。

4ヶ月休みが取れなくてモヤモヤ。

さぁ休んで出かけるぞって思ったら仕事するよって言われてモヤモヤ。

農家だと通勤がないから気楽だと思われてモヤモヤ。

注文のお礼の電話で受けられないことを謝罪すると嫌みを言われてモヤモヤ。

農家になってずっとモヤモヤが続いてる。

ちなみに畑もこのモヤの中

1.自然相手に自分の思い通りにはいかない

2.人との距離感ってむずかしい。

3.寂しい

4.秋がない

毎年モヤモヤと同盟を組んでいる感じ。

ぎりぎりのりきってきたけどたまにくじけそうになっちゃうんですよね。

でもどんなに凹んでいてもりんごは黙々と大きくなっていて。

りんごの御世話をしているつもりにりんごに励まされることも。

しょうがない。

毎年こんな感じで。

もう少し頑張ってみようかな。

あっ!

勘違いしないでくださいね。

サンふじはもう少し注文受けれます。

台風で落ちなければ  ですが。

よろしくお願いしまーす。

「 怪獣18 号」

暑い。夏ってこんなに暑かったでしたっけ?それとも自分が歳をとっただけなんでしょうか?

お知らせ更新しましたが先日ダイレクトメール発送させていただきました。

注文いただいたお客様にはこちらから連絡をさせていただいております。

今シーズンも素敵なご縁をいただきありがとうごいざいます。

今年は比較的穏やかな春で梅雨時期の雨もそれなりに降ってくれて夏もそれなりに暑くなってくれればよかったんですが

これはもう暑いと言うより痛いという感覚。

作業もお昼前には暑くて屋内に避難する毎日で、屋内から畑をみるとりんごが必死に耐えていて健気です。

たまに飯田市市内に出かけると日中りんごがゆだっているようにみえます。

先日参加させていただいたりんごの講習会で講師の方が

「青森県では標高の低いところでりんごを栽培しているので夜になっても温度が下がらずもうりんごが作れないかも。」

とお話しされていました。

実際、りんごからの他作物への変更もしくは品種の変更等温暖化への対応に追われています。

当然その現象は松川町でも少しずつ現れてきて色々な決断迫られています。

ここ西山は標高が800Mあるため夜は半袖では寒いと感じる日がおおく日中との寒暖差が大きいためまだりんご作りには適してはいますが

それでも今後のことを考えていかないといけない状況です。

温暖化の影響で今年のりんご狩りは例年より1週間遅れてのスタートです。

11/9から11/24 開催です。

期間が短くなっております。

期間が短くなることは農園としては収益にダメージですがせっかく来ていただけるなら美味しい時期に来ていただきたいので。

もう1ヶ月ごには つがるの収穫がスタートします。

ということは僕の休みがなくなるシーズンのスタートです。

でも不思議に今年はワクワクしています。

今年はどんなご縁がまっているか。

そうそう。

うちの怪獣1歳になりました。

先日妻の手作りケーキをプレゼント

もうはやくよこせと大暴れ。

食べた後のこの表情

美味いのか?

りんごもあおばもすくすく大きくなっています。

親としても農家としても子から畑から教えられることばかりですが今年もあと少し全力で頑張ります。

「 でっかいおじさん 」

最近歳のせいか時間が過ぎるのはやいし、疲労抜けないし、体調崩すし、治らないしちょっと焦っている園主です。

 

それでも作業量は年々増えていて、体力は低下しているのに仕事量は増える困った現実。

 

どこかで計画間違えたんでしょうか?

 

でも今から引き返せないので日々奮闘しております。

初めての作業としては昨年植えた約2000本の苗木

この何もなかった畑が

こんなに成長してくれて

その育った木の枝を

みんなで紐で下に引っ張る作業がはじまりました。

こんなふうに

どれくらいって?

約2000本・・・・・。

朝から1日中、結んで引っ張って結んで。結んで引っ張って結んで。

もう朝目が覚めた時点でゲンナリ。

それでもコツコツ。

その作業が一息つくと今度はお決まりの摘果のお仕事。

朝から晩までポトポトポトポト実を落とす。

もう逃げ出したーいと脚立の上から下を見ると

落ちてくる小さなりんごを嬉しそうに待ち構える畑の妖精が。

 

もう少し頑張るか。

毎日こんな感じで小さな妖精に励まされながら

おっきなおじさん頑張ってます。

” 丁寧 ”

今年の春はながーく桜を楽しむことができましたね。

例年であれば3月に30度近い気温になる日があって花が早く咲いてしまう年が続いていたのですが

今年はゆっくり春を感じながらのスタートになりました。

ブンブンずの蜜蜂も飛び回って今年こそいい年になるかと期待していましたが・・・・・・。

 

そうはいかないのが農業ですね。

普通花が散るとこんなふうに実になるのですが。

今年は受精せずに何も残らない枝ばかり。

うちだけではなく松川町全体でこんな状況。

どうやら昨年の猛暑の影響らしいのですが

どうやら今年は収穫量がかなり厳しくなりそうです。

 

おまけに猿の姿も頻繁にみられるようになってきてかなり厳しい状況です。

 

そうはいっても諦める訳にはいかないので一つ一つの作業を丁寧に行っています。

その時その時で落ち込んでいても解決はしない。人間落ち込んでいてもりんごはその年の精一杯の実をならす。

それが農家になってから学んだことです。

落ち込むのはシーズン終わってからでいい。

だから今は毎日一歩ずつ。