松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2024年2月13日「 ヤジロベー 」
2月12日、類農園直売所彩都店様に来ていただいた皆様 ほんとうにありがとうございました。
寒い中並んでいただいたのに売り切れてしまって悲しい思いをさせてしまったお客様ほんとうにゴメンナサイ。
時期はずれということもあるのですがそれでも残っているりんごを全部荷造りして持って行ったのですがこちらの
力不足です。
開店から1時間で全てのりんごが売り切れてしまってあとは謝るばかり。
ほんとうは売り切れれば嬉しいはずなのに昨日は来ていただいた方に悲しい思いをさせてしまったことに苦しくなりました。
こんなことなら来ない方がよかったかな?とか帰りの車の中でずっと悶々と考えてました。
それでも次回また買ってやるよって思っていただけてるなら次回からはもっとたくさん覚悟を決めて持ってきます!
もう一度リベンジさせてください!
そう思わないと冬の剪定頑張れないです。
落ち込んで帰ると待っていてくれました。
こんな駄目親父でも帰ってきてくれて嬉しいって言っているようないないような・・・。
農家は楽しい?って聞かれれば苦しいことの方が多いし、転職してよかった?と聞かれればよかったとは言えないし
最初の頃はいつやめようばかり考えていました。
ほんとうはもっと自転車に乗りたいし、もっと山に登りたいし、もっと旅行に行きたいし、もっと同僚と仕事帰りに一杯したかったし
やりたいこと やってみたいことは沢山あるけど
でも農家になってこんなに皆さんに選んでいただけたり、美味しかったよって言葉もらえたり、食べたら涙が出たってメールもらえたり、すごくテンパっているときに
友人の顔見つけて応援してもらったり、大好きな人にジュースのラベル書いてもらったり、家を出発するときに行ってらっしゃいって見送ってもらったり
販売会行く度に会話できる人が増えたり、販売会帰るときに握手してもらったり、子供ができたと報告したときに泣いてくれたり、サプライズでプレゼントもらったり
いい歳なのにうれし泣きしちゃったり、警備員のおじさんにいつも応援してもらったり、もっともっとたくさんの感動を農家になってからいただけて
考えてみれば自分のやった仕事で泣けるぐらい感動させてもらえるってみんながみんな経験出来ることじゃないなと。
だから最近はいつやめようじゃなくていつまでやろうかなって考えてます。
毎日、毎日丁寧に。
毎日、毎日+1。
やりたいことではなくやれることを頑張る。
力まず慌てず1歩ずつ。
不器用な小さな農園ですが今後ともよろしくお願いします。