松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2022年10月20日「オズの魔法使い」
ブログの更新楽しみにしているよぉ と声をかけていただく事が増える度に
更新がドンドン遅くなるヤスカワです。
気づけば10月後半。9月、10月がこんなに忙しいものなのか、毎年この忙しさを脳が生きていくために忘れさせているんじゃないかと
思うぐらい記憶がありませんね。
さて今年の様子はというと、お知らせ欄にもアップしましたが
全品種において注文をストップさせてもらうくらいの受注をいただいております。
まぁ もともと2人でやれるくらいの小さな農園なのでキャパシティーが小さいだけなんですが
本当にありがたいです。
ただここにきて問題が
毎年決まって注文をいただいているお客様、毎年 ふるさとのようにふらっと買いに来てくれるお客様
ネットや販売会をきっかけに購入したいと言ってくれるお客様
食べたら美味しかったので知人に送りたいからと連絡をくれるお客様
そのほか、ほしいと言ってくれるお客様に
「ごめんなさい、りんごがないんです。納屋にもりんごがないんです。りんごやさんなのに。」
こんな案内をしなければいけない状況なんです。
普通、この季節 りんご農家に行けばりんごがあると思いますよね。
僕も旅行に行けば旬は違えど、イチゴ、メロン みかん 魚屋さん、お肉屋さん あると思いますもん。
ましてや畑にはりんごがいっぱいあるのにないなんて意地悪で言ってるんじゃないかって思いますよね。
農家って非高率な生業で前年の収穫量に対して今年の注文数がどのくらいかで判断するしかないんです。
どんなにIT化が進んでもりんごの木になっているりんごが何個ついていてそのうち何個が贈答用で、何個が自家用でっていうのがわからないんです。
なので実際に収穫をしてみてうちのペッパー君(文雄お義父さん)の高精度脳ピューターで判断するしかないんです。
もどかしい。
なのでこの先注文が受けれるようになるかもしれませんがそうしましたら保留のお客様には可否を連絡させていただきます。
りんご農家の僕らでさえ今年はりんごを食べれてない状況なんです。
あと、ここ最近朝晩の寒暖差がおおきくりんごの熟期も一気に進み収穫も品種をとわず日々行っております。
初物便のお客様にはなるべく重ならないように発送しておりますがこちらとしては冷蔵庫にいれて保管したものを
送りたくないので収穫した当日、遅くとも翌日には発送するためご理解いただけると助かります。
色んな方がいてお褒めの言葉を頂いたり、お叱り頂いたり、正直忙しすぎて自分が正しい方向に進んでいるのか?
そうでない方向にすすんでいるのか?わからなくなるときがあります。
そんなときにいただいたお言葉
「振動数」
解釈は人それぞれあると思いますが今の自分にとってこの言葉を大切に頑張ろうと思いました。
けしておごらず、えらぶらず、たくさんのりんご農家の中から選んで頂いていることに感謝を忘れずにのこりのりんごシーズン
ご縁があってであえる機会を大切にしたいと思います。
でも忙しいと、こころをなくすって書くらしいので無くしてるなこいつと思ったらイエローカード出して下さい。
レッドカードだされると喜んでどこかへ行きそうなので。
では今日も絶賛”心を探しにドロシーと畑へいってきまーす”