Blog 四代目のつぶやきブログ

松川町のりんご農園 ”あっぷるハウス宮下の業務日誌” りんご狩りまでもう少し。

 

まるで何事もなかったかのようにまた陽は昇りました。

 

メディアで見た泥だらけになったりんご。

力尽きてながされてしまったりんごの木。

ここまで大きくなるのにどんなに愛情をかけて作業してきたか

想像するだけで涙がでそうでした。

この度の台風により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

1日も早い復興を心から祈っています。

 

 

当農園も改めて1本1本安否確認。

 

みんな必死に耐えて、頑張ってくれました。

 

傷を負った子、力尽きて落ちてしまった子。

みんな含めてチームアップル頑張ってくれました。

「お疲れさま、よく頑張ったね。」と声をかけながら畑を周り

今度は人が頑張る番だと気が引き締まりました。

 

複雑な感情を抱きながらの作業の合間に

とうとう現れました!!

 

”アサギマダラ”

見、見えない。

スイマセン、あまりに素早くて撮れませんでした。

 

でも、着実に時はすすんでます。

 

”人間だもの”

 

自然を相手にすると色々なことを教えられます。

 

今日もりんご狩りに向けて絶賛学習中です。

 

 

人と言う字は。

2019年10月13日

松川町のりんご農園 ”あっぷるハウス宮下の業務日誌” りんご狩りまでもう少し。

 

昨日、今日と新しい試みで、あるイベントに参加させていただきました。

長野県全域にガスを供給している”サンリン株式会社”の飯田支店さんのお客様感謝際に参加させていただきました。

サンリンさんは会社一丸になってお客様に日頃の感謝をしたいと毎年このような場を設けているそうで

来場のお客様は小さいお子さんからお婆ちゃんまでみんなニコニコ。

迎えるこちらまで暖かい気持ちにさせてもらえます。

ガス会社さんでこのようなイベントをしてるってすごくいいなぁって思いました。

そんな中、恐縮ですが当農園もスペースをいただきまして

少し宣伝をさせていただきました。(なんせ、普段、人の目に付く事がないので・・・)

我が家のりんご達。

そして・・・

アップルハウス宮下 イメージキャラクター”newココリン”初見参!!

右下のオレンジの800の文字。

畑のある標高を表しています!!

 

1人1人とお話をさせていただいて、我が子達を大切にしてくれる方へお渡しすることができました。

お昼過ぎにはすべての子の行き先が決まり、試食のりんごをおいしいって食べてくれる光景に

台風のことを少し忘れる事ができました。

このイベントに参加するために遠くは安曇野から来ていただいたかたもいるし

偶然知り合いの方と久々に再会してお話させていただいたり。

農家の仕事って生産だけではなく、人との繋がり、支え合いによって成り立ってるんだなって思いました。

 

今日は畑をお義父さんに任せているため詳しい事は明日。

暗く考えてもしょうがないので、まず、今日無事に終わった事に感謝して

飯田でハンバーガーのおいしい”PAL’S バーガー”さんで小さな打ち上げ。

 

明日に向けて絶賛鋭気養い中です。

 

ごめんね。

2019年10月12日

松川町のりんご農園 ”あっぷるハウス宮下の業務日誌” りんご狩りまでもう少し。

 

台風襲来。

夕方我が家のりんご達の安否確認。

1本1本点呼を取りながらの見回り。

一生懸命風に耐えてくれました。

只1人返事のない子が・・・

 

「よく頑張ったね。ごめんね。守ってあげれなくて。」

 

自然との共存。

今まで都合のいい部分としか付き合ってこなかった自分の覚悟の幼稚さに腹がたちました。

明日になってみないと正直被害の大、小はわかりませんが、必死に耐えた子を世の中に送り出してあげることが

自分たちの使命だと強く思いました。

 

台風よ農家をなめんなよ!!

 

負けないからな!!

 

りんご狩りに向けて人間だけではなく、りんご達と一緒にチームあっぷる絶賛戦闘中です!!

かかってこい。

2019年10月11日

松川町のりんご農園 ”あっぷるハウス宮下の業務日誌” りんご狩りまでもう少し。

 

さあ かかってこい!!

今日は絶賛作業してません。

覚悟。

2019年10月11日

松川町のりんご農園 ”あっぷるハウス宮下の業務日誌” りんご狩りまでもう少し。

今日は身にしみるような冷え込みでりんごの表面にも水滴が。

 

今日は少し真面目な話。

 

うちのお義父さん基本、楽天的で前向きで台風がきてもあまり動じないんですが、

お義父さん・・・「今回の台風まずいかも。」

とのこと。

この時期収穫しようと思えば、少し早いけど、けして商品としては問題ないレベル。

ただ、お義父さんのこだわりのりんごの美味しい時期にはまだ少し早い。

お義父さん・・・「うちのりんごをいままでおいしいっていってくれるお客さんがいるから収穫はしない」

僕はただ頷くのみ。

作業を始める前に、畑のりんご1本1本に

「もう少しだから、頑張ろう。耐えようね。」と語りかけながらぐるりとまわりました。

不思議と自分の子供のように思えてしまって。

 

 

当農園はとても小さな農園です。

場所もけしてわかりやすい場所ではありません。

基本繁忙期以外は2人ですし、WiFiもありませんし、豪華な休憩所もありません。

りんご狩りの時は、畑にゴザをひいて自然の中で思い思いの時を過ごしていただくスタイルです。

当農園のお客様は驚くことに90%がリピーターのお客様で、もう何年も通っていただいている方がほとんどです。

その方達に支えられて今までやってこれた理由はお義父さんのこのスタイルだったからだと思っています。

 

お昼休み一組のご家族が愛知県から訪ねてきてくれました。

そのご家族はもう何十年も通ってきていただいているかたで

今年のりんごをみんなで食べながら談笑。

すると娘さんが

「なに、このりんご。普段食べるのと全然違う。なんでこんなに美味しいの」

それを聞いたお義父さんの顔。

 

覚悟が決まった瞬間でした。

 

台風の被害 どうなるかわかりませんが

りんご狩りに向けて今日も絶賛作業中です。