Blog 四代目のつぶやきブログ

「MIDORI  GA  IPPAI」

暑かったり、寒かったり。

今年も早くも気候に振り回される状況です。

今西山の状況はというと

りんごの摘果作業になります。

可愛い花だったのにすっかり実になりこんなに大きくなりました。

摘果作業をしているとたまにこんな光景も

鳥が枝に餌を串刺しにして保管してるんです。

これは やご かな?

こないだは かえる

その前は 蜂

なにか宗教の儀式のような光景です。

 

2000本植えた畑の苗木も

接いだ枝から芽がでてきました。

100%とは言えませんがなんとか育ってくれそうです。

今畑は緑でいっぱいです。

シナノゴールドという黄色のりんごも

花も赤くて実も赤いのにりんごになると黄色になるんです。

小さくても畑にりんごがなりだすとようやくテンションが上がりはじめます。

今年はどんなりんごができるかな?

今年もさっそく被害はありましたが毎年の事なので来年への課題とします。

 

りんご農家なのにはやくりんごが食べたくてウズウズしてます。

しかも今年新品種が少量ですが収穫できそうなんです。

めっっっちゃおいしいりんごなので今から楽しみです。

 

 

人様と違いテンションあがらない子も

相変わらず病気治療中です。

目が見えないため病院ではおびえて噛んじゃうのでこんな感じ。

チームヤスカワ 毎日頑張ってまーす。

 

 

 

「お池の周りに」

3月の暖かさに比べて朝晩の冷え込みが激しい4月。

人が着る物にこまる状況なのにりんごからしたらもっと困っている状況。

昨年は一気にりんごの花が満開になりましたが

今年は恐る恐る咲いている感じ。

特にここ西山は他より標高が高いためまだまだ花が咲きません。

そんな状況でも気温が高くなるとモゾモゾと動く気配が

今年からミツバチをお借りしました。

気温が低いと全く顔を出してくれませんが

気温が上がると

さぁ、いくよ~。と声かけしているかのように一斉にでてきます。

生まれて初めてじっと見たかも・・・。

すっっっっっごくかわいい。

自分達だけではなくこのミツバチ君達も一緒にりんごを作ってくれてるんだぁと思うとすごく愛着がわいちゃいます。

作業していて見かけると

つい ありがとうね って言っちゃうし

お義父さんには人にもそれくらい愛情むければいいのにと毒を吐かれます。

花が咲くと綺麗だねーなんて言ってられません。

そんなことを言って自然の中で四季を感じながらゆっくりスローライフを夢見て農家になったのに

後悔その一

花をみて綺麗だね~なんてとても言ってられない。

 

その理由は 花が受粉して実になるときに木は沢山の大力(栄養)を使います。

だから実にしたくない花は今のうちに摘んでおくんです。

そうすることで木も体力を温存することができるんです。

作業台の上でちょっと摘花作業するとあっという間に

こんなに。

どれくらいやるかって。咲いた花全部。

だから花が咲いたら綺麗なんてとても言えないってわかってくれました?

でもね1日のうちの数分でも綺麗だなって思える心の余裕、視野の広さをもって生きたいなって思ってます。

心の広い視野の広い人が身近にいるからね。

文雄さん、ハッピーバースデー。

71歳でもこんな素敵な笑顔になれて素敵な笑顔に囲まれる生き方が格好いい。

だから僕も

もう少し人に愛情向けれるようにがんばります。

「ウサギとカメ」

えっ

更新早くない?って思われてますよね・・・。

なるべく更新しようと心を入れ替えて頑張ります。

でも、期待しないで下さいね。

 

今日はいよいよ高密植栽培の植え付けです。

この冬、剪定を終えてから残業で2人で黙々と接いだ苗木2000本。

植えるときが来ました。

先日新しい品種15本植えるのにヒーコラ言っていたのに2000本。

大丈夫かなぁ・・・・。

昨年の夏からずっと心配してました。それがいよいよ。

ここまで親切に指導してくれた丸西産業さんに植え方を教わります。

まず苗木の根っこを

1cm以内に切ります!!!

えっ

切っちゃうの・・・。

次は

深さ5cmから10cmのあいだになるように。

(黒く塗ってある範囲がその部分。)

差し込みます!!

植えるんじゃなくて差し込むの?

差し込んだら

ぎゅってします!!

お義父さんもびっくり。

心配して水をあげても枯れるそうで、深く植えても枯れるようです。

今までの概念とは違いすぎてあきれるばかり。

一通り内容を聞いたらスタートです。

総勢6人で黙々と ブス、ギュッ。

今日だけで1600本植える?挿せることができました。

目処がたっただけでも昨年からの不安が少し解消されました。

松川町ではあまり見ない高密植栽培。

全国的にも増えつつありますがあまりなじみがないですよね。

ただ農業も10年後20年後をみてチャレンジしていかないと人手不足、温暖化、後継者等色々な問題を乗り越えられないと思います。

今までの概念を覆させられたこの栽培方法。

長年いままでのやり方で生きてこられた年配の農家さんはチャレンジすることに抵抗もあるし

そんな新しい栽培なんてりんごじゃないと否定される方もいます。

 

だけどお義父さんは否定的なことは一切言わず、やってみなよと背中を押してくれて

本当に感謝です。

 

今までのりんごを残していくためにも新しいことにチャレンジしたい。

今はそれしか言えません。

この畑が未来どんな姿になるのか?

想像しながら作業をしています。

 

楽しみにしてて下さいね。

 

 

 

「 NEW 」

お久しぶりです。

早いもので桜も咲いて春に背中を押されながら作業を急いでおります。

僕が就農して毎年何か新しいことをはじめようと取り組んできました。

今年も色々とはじめました。

まず、新しい品種を植えました。

お義父さんは甘いりんごが好きではないのであっぷるハウス宮下は甘いりんごが少なかったのですが

甘いりんご 植えました。

どんなりんごができてくれるか今から楽しみです。

次は

高密植栽培です。

この畑に約1600本りんごの苗木を植えます。

今までやったことの無い栽培方法です。

不安と期待でいっぱいです。

次は

今まで2人だけの作業でしたが常時お手伝いしてもらえるように3人態勢になりました。

お母さんのような存在。

作業中でも運転中でも綺麗な花が咲いていると花に話しかけにいっちゃう心優しい 伊藤 さんです。

 

就農して5年目にはいりますがまだまだわからないことばかり。

ただ言えることは遠い先を見ながら今の作業をしないと持続できないということ

今年植えた新しい品種も高密植も4年先に収穫できるかどうかのレベルですし

今作業している畑も来年の植え付けのための作業だったりします。

今がいいからこのままでいけるということは保証されていなくて

あらゆるリスクを考えながら毎年何かしていかないといけないんだなと痛感しております。

 

ここ最近注文を頂いてもお断りすることがおおくなっていたことと

年間を通して2人での作業では限界がみえてきたということ。

このままでは長く農園を経営していくことができないと思わせる出来事もあって

伊藤さんを御願いしました。

すこしでも長く おいしいりんごが作れますように。

今年も少しずつですが あっぷるハウス宮下 成長します。

 

昨年の今頃は桜を見る余裕もないほどどん底だったけど、「去年の自分。大丈夫今年はちゃんと見れてるよ」って言ってあげたい。

 

あと、沢山の方から心配の声いただきました、看板犬 ぐり

視力は回復しませんがそれでも一生懸命おいかけてきてくれています。

生きていてくれてありがとう。

 

毎年、毎年 一生懸命生きています。

これからブログ頻繁に公開できるように頑張りますね。

 

 

 

「 かわり  」

ながーーーくあいだがあいちゃいました。

でもね、ちゃんと今年も新しいことはじめたんです。

何を?

ずっと迷っていましたが新しい場所に畑を借りて、新しい栽培方法でりんごを作ることにしました。

その数2000本!!

その苗木も自分達の手で作ることにしまして、昼間選定作業が終った後に夕方から1日100本ノルマで作業します。

 

まず台木と呼ばれる病気に強い木に切り込みを入れて、育てたいりんごの種類の木を差し込みます。

下が台木、上が挿し木です。

くっつけるとこんな感じ。

これをテープで巻いて

出来上がると

こんな感じになります。

これを4月までに2000本作ります。

 

昼間は昼間で昨年の反省から1本1本木の樹勢を考えながら黙々と枝を切り

半日終ってみれば

この枝の量。

今年は昨年より美味しいりんごを食べてもらいたい。そんな思いでお義父さんと

あーじゃない、こーじゃないと剪定しております。

 

それにくわえブログを更新できなかった1番の理由は

看板犬でもあり相棒でもある ぐり が原因不明の病にかかってしまったことです。

突然発作に襲われ夜だったこともあり病院に行くのに時間がかかり何とか発作は治まったものの

視力を失い、1ヶ月たった今も目を離せない状況です。

 

サラリーマンから農家になってずっと苦しかったこの4年間。どんなときも、何処に行くときも隣にいてくれた相棒。

話せるはずは無いのに不思議と会話を交わしてきたような気がします。

今度は僕がそばにいてあげる番です。

視力が無くなっても代わりに目になってあげようと、もう少しぐりに寄り添ってあげようと思います。

ブログも少し間隔が空くかもですがご了承下さいね。