松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2020年1月7日「冒険の書」
新年あけましておめでとうございます。
連休中は放心状態。
愛犬ぐりとコタツの取り合いでした。
ことわざどおりのこの状態・・・。
そんな夢のような日々から一転
身も心もブルブルです。
よく皆さん「松川町の農家さんは冬ハワイに行って畑にいないんじゃない?」って聞かれます。
僕もチョットは期待してました。
あまかったぁ~
全身防寒装備でハワイという名の畑にいます。
この時期は” 剪定 ”という1年の中で最も大事な作業になります。
枝の状態を見て、1本1本見立てます。
それぞれ個性があるので見立ても変わり、
小さな枝の1つ1つに意味があるので最初の見立てを間違えるとその後の作業に支障がでます。
そんな中お義父さんの指導が始まります。
お義父さん・・・「剪定には正解がないから雰囲気で行くのも大事。自分で想像して切るといいよ。」
僕・・・「・・・・。」
お義父さんの決めセリフ 「雰囲気」。
無理ですよ。
だってテレビゲームだってFF派じゃなくドラクエ派だったのに。
自分でシナリオ決めるのは得意じゃなくて、決まったシナリオを進めるのが安心感があって好きなのに。
自分今まで勇者で生きてきたのに神父様に「好きな職業選べるし遊び人にだって転職できるよ」て告げられても。
そんなことを思いながらりんごの木とにらめっこ。
逃げだそうとしてもりんごの木に囲まれるし
これは、イマジネーション力を鍛えてりんごと話せるようになるか
囲まれないように逃げ足鍛えたて逃亡するか。
新年早々人気のない山奥の畑で絶賛リアルドラクエウオーク中です。
松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2019年12月31日「清水寺」
久しぶりの更新です。
ちょっと気を抜いたら想像以上に抜けてしまい、あやうく引きこもりになるところでした。
気づいたらもう今年も最終日。
皆様にとってどんな1年でしたか?
今年の漢字も発表され自分にとっての一文字は何かと考えてみました。
「 気 」
自分はこの一文字。
今年は激流に放り出された感じで年の前半と後半では生き方そのものが大きく変わってしまいました。
そのことを受け止めるのにも時間がかかり、慣れていくのにも時間がかかり
戸惑いながらの1年でした。
その中でも色々なことを気づかせてもらった1年でもありました。
自然の恵み、脅威、偉大さ。
人の出会い、繋がり、感謝、助け合い。
自分の強さ、弱さ、健康、責任。
当たり前に思っていたことが実はすごい奇跡なんだと気づかされました。
先のことはわかりません。
いつまでやろうか正直わかりません。
只、今は来年はもっとおいしいりんごをお義父さんと作ろうと思っています。
来年こそは胸を張って「どうぞ」と言えるように頑張ります。
今年も大変お世話になりました。
実際お会いできた皆様には本当に優しくしていただいてほんと幸せ者です。
来年もお会いできるのを今から楽しみです。
是非、これからもよろしくお願いします。
皆様にとっていい年が迎えられますように。
新生あっぷるハウス宮下
来年に向けて始動します。
松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2019年12月15日「クライマックス」
りんごの贈答もなんとか目処がついてきて休めるかなぁと思ったのもつかのま
1年のメインイベント
”りんごの出張販売”のスタートです。
・・・? 何ソレ?
何かというと 贈答には使えない格外のりんごをお客様に直接お届けするイベントです。
当園では浜松に3回 愛知県に1回お伺いさせて頂いているようで
13日は第1回の浜松出張でした。
前日にトラックいっぱいりんごを積んで
早朝出発です。 今年最後の満月に見送られて下道をトコトコ浜松へ。
松川町とは違い、暖かいし、みかんがいっぱい。
行く先々で台風のこと等心配してくれて、「今年は食べれないと思ってたから、ほんと嬉しい」って言ってくれて
買ってもらうのに感謝されて、本当に嬉しい気持ちになりました。
あんなに積んだりんごもあれよあれよと少なくなり
最後はりんご大好きなわんちゃんにお見送りしていただきました。
こんなにりんごを待っていてくれる人がいるなんてとても幸せです。
今度は17日に来る予定なので待っているみなさんの為に
早く帰って荷作りしなきゃ。
寄り道なんてしませんよ。
だって、みんながまってるんだもん。
「このリールと、そのリールの違いはなんですか?」
「カード払い出来ますか?」
・・・・・。
コホン。
寄るのはトイレ休憩だけですよ。
もう真っ暗。
さあ、17日に向けて少し荷作りして
今日は絶賛リール巻き巻き中です。
松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2019年12月12日「はじめのい~っぽ」
今週メールやFAX、電話でお礼、激励のお言葉をたくさんいただきました。
そしてわざわざ手書きのお手紙も
納屋でお義父さんとりんごを箱つめする手を止めてしばらく無言。
よかったぁ~
ちゃんと思いをわかってくれている方もいるんだ。
と2人で笑顔になりました。
誰かにきずいてもらいたい。
以前こんな事も書きましたが少し前進。
少しずつ少しずつだるまさんが転んだが増えています。
さあ今日も絶賛鬼切った中です。
松川町のりんご農園”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2019年12月7日「雪やこんこん」
少しだけ雪が降ったみたい。
いくつになっても雪が降るとはしゃいでしまう。
大人になったかどうかは雪が降ったときに喜ぶか喜べないかが1つの判断だと聞いたことがありますが・・・
今日もせっせと出荷作業。
同じ箱がたくさんありますが1つ1つ大切な思いが込められています。
箱を開けた瞬間に送られた方の思いと、この農園の風景まで届けられるようにと心を込めて作業をしています。
想像を超える感動を与えたい。
その思いから、当園の贈り物の中にはお手紙を同梱させていただいております。
少し照れくさいですが、是非読んで下さいね。
最近、お礼の電話、FAX,メールをいただきます。
お礼を言うのはこちらなのに本当に嬉しいです。
先日は、りんごを買いにご家族で今シーズン2回目の来園。
オシャレな食パンをいただきました。
りんごジャム、りんごジュースと並んで写真撮影。
どれも美味しそう。
ジャムを塗ってりんごジュースをお供においしく頂きました。
さて、雪も降ったし我が家の看板犬も喜んで庭駆け回ってるかなと探しても姿が見当たらない。
どうやら猫に転職したようです。
ピークももうすぐ超えれそうです。
その日まで絶賛 庭かけまわり中です。