Blog 四代目のつぶやきブログ

「鬼退治」

ダイレクトメール発送後りんごの注文をいただいております。

注文がくるまでは

”1件もこなかったらどうしよう。”

”今年も憶えててくれてるかな?”

”嫌われてないかなぁ”

と ネガティブ思考に陥るのですが隣で作業しているお義父さんは

”そんなこと心配したってしょうがない、くるものはくるし、こないものはこない”と

ポジティブなのか、楽観的なのか自己中心的なのか とにかく羨ましい性格をしております。

注文用紙がとどきだすと

”世の中との繋がりを実感できて、これからはじまる繁忙期にむけて頑張るエネルギーがわいてきます。”

 

その後半戦のスタートはつがるの葉摘み作業からスタートです。

猿の被害が大きかった畑です。

 

 

りんごのまわりにたくさんついている葉っぱを1枚1枚とっていって

日が当たるようにします。

これも葉っぱをとりすぎると日焼けしてしまうので考えながら作業をするのですが

油断をするとここまで大きくなったりんごを落としてしまうんです。

 

”あっ 落としちゃったぁ、もったいない”

と思って脚立の上から下をみると

食べかけのりんごが!!

また、猿がでたのか とよく見ると

ぐりでした。

なるべく ぐりのおやつにしないように丁寧に葉摘み頑張ります。

つがるの出荷までもう少し

その日まで絶賛”きじを探し中”です。

 

お知らせに現在確定の販売情報書きました。

ぜひ見て下さい!!

「先を見る」

暑い~!雨雨雨!コロナ!猿!・・・猿?

そうなんです。

困難な事だらけで日々がむしゃらに生きていたのですが 今年は4年ぶりに猿が現れました。

そんでもってこんな事に

こんなに大きくなったのに

とてもみずみずしくなってきたのに

もう少しで収穫だったのにね。

ごめんね。

今年は春先から困難なことばかりで正直心が折れそうにもなりましたが

いいときもあれば悪いときもある。

今が悪ければいいときも必ずくる。

その時のために 悪いときにどう腐らずに活動するか?

44年生きてきてようやくそう考えられるようになりました。

果樹は新しい樹を植えたら翌年収穫できるものではありません。

長い将来をみて あっぷるハウス宮下はどうしていくかをお義父さんと相談して

未来の あっぷるハウス宮下の為に この悪い時に種をまきます。

5年後にはこの畑に立派なりんごの木が並んでいる予定です。

きっといいときが来る。

それを信じて未来の自分に少し期待をしてみます。

そして未来ばかりでなく今も精一杯生きないと

今年もダイレクトメール発送させていただきました。

まだ、届いてないよ、家にも欲しいよ と言ってくれる方お気軽に連絡下さい。

あっぷるハウス宮下の りんごシーズンを伝えるりんご

シナノレッド!!

 

さあ、りんごシーズンにむけて頑張りますか!!

いいときも、悪いときも

今日1日をがむしゃらに生きますよ!!

生きてるだけでまるもうけです。

 

 

「チョコプラ」

もう、おなじみの不定期投稿のブログです・・・。

ブログは不定期ですがちゃんと山にこもって作業は進んでおりますよ!

何をしているかというと

あいもかわらず 摘果 です。

それはもう毎日、毎日実を落とす毎日です。

畑中青いりんごが目立つようになってきました。

それを毎日、毎日 ボトボト、ボトボト

落とし終った後は木がとても喜んでいるかのような姿になります。

こうなると収穫に向けての準備になりますね。

気づけばこんなに大きくなっている品種もあって

最近ひそかに人気があがってきた「シナノゴールド」です。

黄色というだけで赤いりんごに負けていましたが味はもう抜群においしい我が家の1番人気。

昨年は不作だったのですが今年は期待ができそうです。

 

あんまり山の中にこもっているので世の中の繋がりをわすれかけていましたが

パソコンのメールフォルダを見ると!!!!

今シーズンのりんごの注文メールが。

 

とっても嬉しかったです。

毎年、毎年収穫量が少なくてご迷惑をおかけしてますが

”去年保留になっちゃったから”

と、注文をいただきました。

ありがたい。

 

農家って生産だけしているとたまに存在価値あるのかなって?必要あるのかなって?

毎回おなじみのネガティブシンキングに襲われるときがあって

注文をいただくことによって、存在の確認ができて俄然やる気になるんです。

あと、お尻に火をつけてもらう作用もあって

DM送らなきゃ、とか 納屋かたずけなきゃ とか

そういうわけで ただいま

「あっぷるハウス宮下 2022 ダイレクトメール」

発送準備中です。

8月の上旬から中旬までには発送したいと思っております。

もうしばらくおまちくださいね。

はやくりんご食べたいなぁ。

 

今日も絶賛”りんごがおおきくなってきてそろりそろりプレッシャーかけられ中”です。

 

「競争社会」

梅雨らしいような梅雨らしくないような日々が続いていますね。

前回の投稿から少しずつ元気を取り戻して開き直って畑に出ております。

毎度のことですがこの時期は 「摘果」 作業真っ最中です。

ちなみにこのりんご どれを落とすと思いますか?

とても大きく育っています。

正解は

全部です。

続いてこちらは?

このりんごが少ない年、少しでも残って欲しいのですが

全部落とします。

りんごの栽培は1年のほとんどが落とす作業になるんです。

だから収穫まで残っているりんごは超1流なんですね。

農家になるまではりんごが木になっていることに何とも思わなかったのですが

りんごが木に実こと自体奇跡にちかいんです。

沢山の競争を勝ち抜いて秋にむかっています。

こちらも競争社会に旅立ちました。

今年も来てくれました。

時計が見るも無惨なすがたになってしまいましたが

朝話しかけに行くと巣に姿がなく

目の前の電線に

巣立っても一緒に止まっている姿が愛しくて

来年も無事にかえってきてほしいなと見送りました。

 

今年前半色んな事がありましたが、りんごの収穫までもう少しになってきました。

後半戦に向けて助走をつけて絶賛”ホップステップジャンプ”中です。

「雨にも負けそう、風にも負けそう」

最近はこんな物も運ぶようになりました。

これ乗用草刈り機なんです。

畑を離れたところに借りたため定期的に草刈りに行くのですが載せるのもドキドキしちゃって

タイヤと足場がずれないようにきをつけて下がります。

高所恐怖症の僕にとってはもう恐怖でしかなく、お義父さんの倍以上の時間がかかります。

まさか軽トラでこんなものを運ぶとは、農家の仕事は大変です。

大変と言えばりんごです。

今年もというか今年は今まで以上に厳しい状況になってしまいました。

花が咲くところまではとてもいい状況で期待をしていたのですが、最近の状況は木に実がないんです。

農家同士会ったときは合い言葉のように

「どう?実ついてる?」

というのがお決まりです。

正直全体でどれくらいのりんごがなるのか、もう少し時間がたたないとわかりませんが

4年連続で厳しい年になりそうです。

ただ救いなのは落ち込んでいても

「どうしたの?元気だせよ」

と言ってくれているように見つめてくれるので

ついつい笑顔になっちゃいます。

農家の現実をつきつけられて自然と共存することの難しさ、知惠、工夫

そして忍耐することの大切さを学んでいます。

まぁ、たまに現実逃避で逃げますがメリハリつけて

今日も絶賛”自転車レース観戦中”です。