松川町のりんご農家 ”あっぷるハウス宮下の業務日誌”
2025年4月10日「 もぞもぞ 」
更新間隔あいてしまいました。
なんでか?
めずらしくめっちゃ働きました。
休憩もなく朝から夕方まで。
でも苦ではなかったです。
一つ一つ畑が形になっていくのがうれしかった。
長かった3か年計画の畑がこれでひとまず完成しました。
今行動したことはきっと未来なにか結果として表れることを願って頑張りました。
ホッと一息ついて周りの景色を見ると
わ!! もう芽が出てる!!
こっちはもう展葉しそう!!
カモシカも春になってうかれてる。
すっかり春ですね。
花が咲くということは花摘みの作業の足音が・・・。
その前に もう一つ未来に向けての作業が。
期待の新品種
穴掘って
リンゴ狩りの畑にも植えました。
採れるのはまだまだ先ですがとても甘いりんごの予定です!!
今起きていることは過去の自分の行動が決めています。
だから未来の自分のために今の自分が何ができるか?
今何をしたら未来の自分が楽しめるか?
最近そんなことばかり考えています。
どうせ考えるなら明るい未来を考えたいですね。
未来の畑、たくさーんりんごがなりますように。
松川町のりんご農家”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2025年3月19日「 春 春 詐欺 」
寝込みました。久しぶりに寝込みました。
夕方まで元気に動けてたのですが突然何かにとりつかれたかのようにだるさに襲われ
あれよあれよというまに熱まで出て。
3日ほど寝込みました。
人間これほど寝れるのかとびっくりするくらいよく寝れました。
約1年ぶり。
言い換えれば毎年この時期に体調を崩してるかも。
来年は気を付けます。
寝込んでいても季節は待ってくれないので
動けるようになれば多少だるくても作業しなければいけないのが農家のつらいところ
高密植栽培のリンゴの木1本1本にネギ袋をかけていきます。
去年もやりましたが今年は去年の約倍の本数。
未来のために今頑張ります。
なんでりんごの苗木にネギ袋なのかって?
高密植の苗木は1本ずどーーんとまっすぐ上に伸ばして(約4~5m)そこからたくさんの枝を出させるための作業です。
袋をかけるとサウナ状態になって芽が春と勘違いして起きてくるんです。
おきてくれるとここが枝になってくれるんです。
ほんと実が採れるまでは地道な作業がたくさんです。
そのほかにも新植や改植もまっていて今年は春休み、お花見がなさそうです。
でも不思議といやな気持はなくて自分がやりたいと思ってはじめた高密植。
それが少しずつ形になってどんな未来が待っているか早く見たくて不思議とサラリーマン時代より真面目にやれております。
つらい時やくじけそうなときは少し目線を遠くに向けると何とかなる。
農家になって身につけた魔法です。
さて遠くを見ながらもうしばらく頑張りまーす!!
松川町のりんご農家”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2025年3月7日「 ブーム 」
ここ数年いろいろなものが流行っては消えていき、また新しいものが流行りますね。
あっぷるハウス宮下にもここ数年世間の流行が ダイレクトメール、メール、電話、等いろいろな形で届きます。
何かって?
値上げのお知らせです。
農家あるあるですが値上げのお知らせもなく支払いの時に知らされるということもあります。
中にはほんとにこれ値上げする必要あるの? というものもまぎれています。
以前100円持っていけばコンビニで買い物できたのにもう買えるものはほとんどありません。
自分が社会人になってからは初めて経験するインフレ。
大昔だとバブルに似た現象。
違うところは個人の所得が上がってないところ。
正直とても怖いです。
毎年、毎年支払額が大きくなって終わりが見えない。
正直な話、農家の収入はほとんど経費で消えてしまいます。
2024年シーズンはお恥ずかしい話、税理士さんにも心配されたほど。
持続可能な農家って可能なのか?
まだ3月なのに不安でいっぱいです。
でも立ち止まってばかりはいられないので 3か年計画最後の圃場。
将来に向けての僕の答えです。
未来の自分 笑顔で作業してますかぁーーー!
今できることを少しずつ。
皆さんにとって明るい未来がありますように。
松川町のりんご農家”あっぷるハウス宮下の業務日誌”
2025年3月2日「 心動いた週間 」
当初2/9に開催予定だったりんごの販売会。雪のため延期にしていただいて2/24に行うことができました。
だけどこの週も雪の予報。
今回は延期はできないと前日の夕方に京都入り。
宿も素泊まり、夕食も質素に。
せっかく京都まで来たのにガマンガマン。
金銭面のことだけではなくいつも販売会の前日は不安で不安でとても楽しめない。
だけど当日開店前にはたくさんの客様が寒い中並んでいただいて。
持って行ったりんごも開店前には売り切れに。
寒い中、しかも3連休の最終日。
せっかく来てくれた皆さんに手に取っていただくことができなかったことすごくすごく反省です。
それでも温かい声をかけていただいたり、また秋までまってるよと言っていただいたり。
りんごを売りに行ったのか励まされに行ったのか。
もっともっと頑張ろうと思いました。
今回来ていただいた皆さん。並んでも買えなかった皆さん。
小さな農家でいろいろとご迷惑をおかけしてすいません。
少しずつ改善してお客様に笑顔が届けれるように頑張りますのでもう少しお待ちください。
そしていつも応援していただきありがとうございます。
そして我が家のモンスター
とうとう4月から保育園に行くことに。
妻も2年間の育休から復帰予定でその前に記念に旅行に行ってきました。
今回は あおば の負担が少ない旅行をテーマにウエルカムベビーの宿 ”ウェルシーズン浜名湖” に行ってきました。
感想を一言いうともう最高でした。
久しぶりにいいホテルに出会うことができた。
お出迎え、チェックイン、食事、どれも心配りが素晴らしくてとてもあったかーい気持ちになれました。
今人の心に触れる機会が少なくなっていて心配りはもはや有料商品になってきている世の中で改めて人っていいなと思わせてくれたホテルでした。
はたして自分は来園してくれるお客様に心を込めて対応できているのか?
購入してくれるお客様に感謝の思いを伝えれているのか?
もう一度考えようと思いました。
2/24日の販売会をもって2024年シーズンは終了することができました。
2025年シーズンはもっとお客様の立場になって行動できる農家を目指して頑張ります。
松川町のりんご農家”あっぷるハウス宮下”の業務日誌
2025年2月19日「 応援団 」
毎年のことですがこの時期は心が沈むんです。
忙しかった年末。
忙しいなりにもたくさんの方と接する機会があって
メールもくれるし、配達にも行くし、販売にも行くし、こんな山奥に買いにまで来てくれます。
とにかくにぎやかで楽しかった。
それが 年を越すと しーーーーーーーーん。
だれもこなーい。
だれとも話さなーい。
しかもさむーい。
電話もメールもなーい。
休憩時間に焚火にあたりながら干し柿、お菓子をモグモグ。
一見うらやましいと思われるのですが実際は寂しいんです。
でも今年も小さな応援団が畑にきてくれてます。
どんなに寒くても雪が多くても楽しみをみつけて全力で楽しむ姿に力もらってます。
明日からはまた気温がぐーーーっと下がりそう。
泣き言言わずに頑張ります。